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トラガス・ファーストピアスの場合の選び方と注意点は?
耳珠(じじゅ)という、耳の穴の手前にある三角形の軟骨に開けるピアスを、トラガスと呼びます。
軟骨ピアスに慣れている人はもちろん、最初からトラガスへの憧れを持つ人も多い場所です。
今回は、トラガスをニードルで開ける場合、ファーストピアスは何を選かたやどんなことに注意すると良いのか、といったことをご紹介します。
トラガスのファーストピアスの場合には形の選びかたに注意!
ファーストピアスの選び方自体は、ヘリックスなど他の軟骨ピアスと一緒で、14G・アレルギー対応・シルバーのストレートバーベルが基本です。
しかし、耳の穴の手前という位置から、片方のキャッチが邪魔になりやすいのがトラガスです。
なので、トラガスのファーストピアスに最も適しているのは、「ラブレットスタッド」と呼ばれる立て爪型のピアスです。
ストレートバーベルピアスのボールキャッチのうち、片方だけが平面状をしているのが特徴的なピアスです。
平面の部分を「ディスク」と呼び、ボールキャッチが表に出るように装着します。
シャフトの長さは、6mm~8mmがオススメです。
腫れやすい・耳珠が厚め、という方は、長さに余裕を持って選ぶと良いでしょう。
ファーストピアスはラブレットスタッドが最適な理由!
多少邪魔でも良いから、他の形のピアスをファーストピアスに選びたい……という方もいるかもしれませんが、推奨は出来ません。
ラブレットスタッドは、その形状から、耳掃除を含めた洗浄などの手入れが簡単で、トラブルが起きづらく、万が一起きてしまっても対処がしやすいのです。
普段の生活を邪魔せず、安定までの手入れがしやすい、というのは、ファーストピアス選びには絶対に欠かせない事項です。
ファーストピアスは、しっかりとホールを安定させるのが一番の目的です。
キャプティブビーズリングや、サーキュラーバーベルピアスといったリング状のピアスは、傷がつきやすい・洗浄がしづらいため、安定してからの楽しみに取っておきましょう。
シャフトの長さを間違えてしまったら・・・?
原則、1年ほどは付けっぱなしにするのが基本のファーストピアスですが、選んだピアスのシャフトが長すぎて負担になってしまっているとき・短すぎて腫れや肉芽腫などのトラブルに対応できない場合は、より適した長さのピアスに付け替えたほうが良いです。
このとき、「どうせ付け替えるなら」とリング状のピアスを選ぶなどしてはいけません。
ファーストピアスの長さを間違えたことに対する処置ということを忘れないようにしましょう。
その場合、どんなにトラブルが多くても、ホールを開けてから最低1ヶ月は待ちましょう。
ホール内の傷があまり治癒していない時期に付け替えを試みると、外すときも新しいピアスを付けるときも、ひどい激痛を伴う上に、新たな傷を作ってしまう可能性があるからです。
ラブレットスタッドがもし外せなくなったときには?
ラブレットスタッドは、他のピアスに比べ、外せなくなってしまうことが多いピアスでもあります。
キャッチを外す際、抑えられる・掴むことの出来る箇所が少ないのが一因です。
ですが、「外れなくなると怖いから」と、ラブレットスタッドを避ける必要はありません。
ゴム手袋を装着したり、ディスクやシャフトの一部をペンチなどで押さえたりして、摩擦が起きないようにします。
摩擦が起きない状態でキャッチを正しい方向に回せば、きちんと外れます。
慌てず、ゆっくりと、力任せにしないようにしましょう。
どうしても外せない場合は、ピアススタジオや病院で外してもらうことも視野に入れたほうが良いかもしれません。
さいごに
長さを間違えて、安定前にやむなく付け替えをした経験、ずつはあるんです・・・。
開けてから2週間しか経っていないときでした。
外すときも新しいピアスを付けるときも、ホールを開けたときの数十倍の痛みを味わいました。
ファーストピアスは、痛みへの耐性を問わず、なかなか付け替えられないものです。
自分の耳の特徴や体質を考えて、しっかりと吟味して選んでくださいね。